サーフスキーとステルスカヤックの2艇はあるけどパドルが1本…。

BRACAパドルともう一本欲しい。
中古でありました。

JANTEX GAMMA M

スペックはサイズが下から2番目でワイルドウォーターやサーフスキー用というからジャストな感じ。

ただし…ボロボロで欠けているところも💦

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今回はこのパドルを復活させます。

まずはinstagram でアドバイスを求めると本当たくさんの人からアドバイスをいただきました。ありがとうございます❗️
海外の方までありがとうございます。
  1. シール剥がしでグリップ剥がし
初めに色々ボロボロのシールやグリップをシール剥がしで剥がしました。IMG_5478
2. 耐水ペーパーで表面のキズ消し
耐水ペーパーを使い、150番で深いキズをなくしその後に、600〜1000番で平らに仕上げました。
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この時点で大分傷がなくなりました。
3. 先端の割れや欠けにカーボンを❗️
先端の部分が地金が見えたり、欠けていたりしたため、カーボンシートで修復することにしました。
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まずはカーボンシートの切り出し。
カーボンシートはそのまま切るとバラバラになるので必要な大きさをマスキングテープで囲ってからマスキングテープごと切り出します。

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この状態でさらに大きさを適当な大きさに切り出して先端を巻き込んで少しはみ出すようにしてマスキングテープで止めます。
強く引っ張りすぎるとカーボンの編み目が伸びて下地が出るので注意。

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先端をマスキングテープで囲って土手を作り、先端とマスキングテープの間にエポキシ樹脂を流し込みます。

そのあとに上からセロハンテープを貼りつけてクリップで押さえつけました。
4.余分なカーボンシートを切り取る

先端以外の余分なカーボンシートを切り取ります。

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カッターで必要がない部分のカーボンを切り取りました。エポキシ樹脂を流して8時間くらいで半乾きの状態で行いました。完全硬化させると剥がせなくなるため。

余分な部分を剥がしたあとは、すかさずセロハンテープで押さえて完全硬化させます。

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硬化後にセロハンテープを剥がし、形を耐水ペーパーで整えます。硬化後はセロハンテープとカーボンは全くくっつきませんでした❗️

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完全に地金も隠れて欠けていた部分も補うことができました👍
5.保護のためにレジンでヒダ付け
さらに先端保護のためにレジンで先端を覆いました。

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このヒダをカッターと耐水ペーパーで形を整えてて1mmくらいのこしました。

6.クリアーを吹きます
全体を脱脂した後に、ミッチャクロンで下地を作ります。
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その後にエアーウレタンを使って吹いていきます。

初めは薄く10分感覚で10回くらい吹きました。

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最後はこのようなツルツルに仕上がりました。
新品かと思うほどに綺麗に仕上がりました。
カーボンパドルは何度でも復活できますね👍

下に今回使用した物を載せておきます。
是非チャレンジしてみてください。
補修期間は7日間くらいです。硬化までに24時間と時間がかかるので注意してください。

重ね塗りでもダマにならずやりやすかったです↓



下地には欠かせないない↓



安かったのでこれで脱脂しました。






長いカヤックの保管に困ってませんか?

これならばカーポートに吊るせます❗️
雨や風、直射日光からカヤックを守り場所も取りません。